1階～2階に賃貸用のワンルーム6戸、3階にオーナー様の居住空間を設けた賃貸併用住宅。オーナー様の意向により、賃貸部との出入り口は完全分離されており、プライベート重視の設計となっています。また、ホームエレベーターを設置し、上下階への移動負担を軽減しました。さらに、屋上を設置し、物干し場としての利用だけでなく、バーベキューなど家族団らんの場として利用可能です。賃貸住宅の管理に関しては、家賃保証制度を採用し、オーナー様をサポートしています。

建物は、事務所併用住宅の鉄筋コンクリート造の3階建てとなっており、建物を設計する上でのコンセプトは地域への開放と南側の河川沿いに広がる桜並木の景観をどの部屋からも感じられる事として設計にあたりました。また、３階部分にはホームバーと、展望浴室を設けることにより、プライベートも充実にしました。展望浴室は施主様より当初、露天風呂にする計画もありましたが、実用性・耐久性の問題により、半露天風呂にして、フルオープンサッシ・トップライトを設け、フレキシビリティー性を持たせました。

この美容室は，住宅部と店舗部の動線を分けて設計しました。動線を増やすことで狭く見えないように計画をすると共に、店舗の入口には透明性を意識しガラス張りとして，温かみのある暖色系の照明と合わせ，新規のお客様に対しても「リラックス」して導けるような演出をしました。住宅部は，LDKに16帖の広さと，その他に客室にも利用できる約5帖の部屋を計画して，普段は一体にして使えるようにすることで家族団欒の時間を楽しく優雅に過ごせる計画としました。既存で営業していた美容室で打ち合わせを行うことで，「狭い」「広い」「従業員の作業性」「お客様の動線」「居住性」をイメージ通りの空間を設計することができました。